ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場(MET)の「METライブビューイング」の第2作は10月29日上演の<ドン・ジョヴァンニ>。
約半月前の熱気が伝わって来るようだ。
モーツァルトの絶頂期の作品<ドン・ジョヴァンニ>は
一番のお気に入り。
・ 反貴族的で、シリアスなストーリー。
・ 不気味なハーモニー、シンコペーション、アルペジオ。
・ 独創的曲想のアリア、「カタログの歌」「シャンパンの歌」
「ドン・ジョヴァンニのセレナーデ」等。
1980年代の演出ではドン・ジョヴァンニを取り巻く3人の女性(ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、ツェルリーナ)は
彼に対して敵対関係を全面に表現していた。
しかし最近の演出は女性の本能ではドン・ジョヴァンニに
魅せられ、理性では敵対している。
不良な男に女は弱いのか ? (失礼)
作曲したモーツァルト、台本のダ・ポンテは現代の演出を
どう感じるだろうか ?
やはりモーツァルトのオペラは奥深く、難解である。
特に3人の女性への興味は尽きない。 (笑)

ドン・ジョヴァンニがツェルリーナをその気にさせる二重唱
「あそこで二人は許し合おう」。 大好きなシーン。(笑)
女性の心が変わっていく様 を、音楽で表現できるのは
モーツァルト以外にいないのでは ?
若い男性がヨットに乗らない。
そんな話をよく聞く。
しかし皆無ではない。
ここ最近、40才代のお客、お二人に販売した。
アルバトロッサ26は開業医。
そして今回のヤマハ25マイレディはIT会社社長に。
海はリフレッシュするには最高の場所。
ヨットに乗って仕事のストレスを解消して頂きたい。
海のすばらしさが実感できれば、新たな目標に向かって
セーリングスキルを少しずつ学んで行く事でしょう。
がんばってほしい。
これからも見守って行きたい。

オーナーズベンチ、木製ウインチボックス、木製グラブレール。
自信をもっておススメした、ウッディなヤマハ25マイレディ。
若いオーナーのうれしそうな初セーリング。
数年前から商船の仲介もやり始めた。
理由は商品性のある中古ヨット、ボートの数が減って
きたからである。
昔、IHIの造船設計に在職していたから、どんな種類の
商船でも、構造は大体理解できる。
仲介者からの情報を、下流に流しても中々実らない。
直接船主から、売り情報を頂くことが必要なのだ。
プレジャーヨット、ボートでも同じこと。
今回、友達の紹介でやっと実現できた。
船の内容を知る上で、ドライドック中の検船を行った。
船主の工務課長さんも丁寧に案内してくれた。
船齢20年超だが、まだまだ現役で運航できそう。
ドックヤードの現場の雰囲気、グラインダーの音、
鉄板の匂いがなぜか懐かしい。
買主を早く見つけないといけない。
数人の仲介者には情報を伝えているのだが。
多分東南アジアになろうか・・・・

船首部が開く構造。下から見たら、コブダイみたい。
11/5(土)、西区草津のアルパーク北棟にあるシアター、
109シネマズ広島でドニゼッティのオペラ <アンナ・ボレーナ>
を鑑賞してきました。
行って初めて知りましたが、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)で行われる最新オペラ公演をいち早く収録し、
映画館で上映する "METライブビューイング" の最初の演目でした。
全11作で、2012/5まで全国12の都市で上映されます。
次は<ドン・ジョヴァンニ>、最後は<椿姫>。
すごーく楽しみです。
上映できる広島に住んで居て良かった。(大都市?)
よし、仕事ガンバロウ !!
このオペラもMETでは、2011年10/15に公演したものです。
なんと数週間でその興奮を体験できるなんて驚きです。
現代の最新テクノロジーが可能にさせているんでしょう。
休憩時間もオペラ進行に合わせ、臨場感を高めています。
残念ながら、ロビーにはワインはありませんでしたが。(笑)
ロシアの歌姫アンナ・ネトレプコ、2005/8のザルツブルグ
音楽祭での<椿姫>をDVDで観て、大ファンになりましたが、
数年の間にかなり豊かな体つきになってしまい、少し
がっかりもしました。
ロシア人の体質なのかな ?
テニスのマリア・シャラポアは今のままでいてほしい。(笑)
しかし演技力、高音の迫力はあのマリア・カラスに近づいているのでは ?
映画のオペラライブの感動度は、オペラハウスで観るのと、DVDで観るとの中間位です。
しかし上映が終わった時、おもわず " ブラヴォー " を
叫びそうになりました。(笑)
もちろん劇場内は、興奮のスタンディング・オベーション。
METのオペラは迫力があり、そしてお金をかけた演出が
多く大好きです。
でも今後、ニューヨークまでは観劇に行けないと思う。
だからこのイベント、楽しもう !!

マクヴィカー演出、ネトレプコのアンナ・ボレーナ

ヴィスコンティ演出、カラスのアンナ・ボレーナ
10/31、車の修理時間を利用して、10/29から開催中の
「藤島武二・岡田三郎助 展」を観て来ました。
以前ならマリーナに行ってブラブラしたり、オーナーの処に
お邪魔しようかと思いましたが、最近は空いた時間があれば
芸術に触れようと思うようになりました。
喜んで良いのか、悲しんで良いのか ? (笑)
約100年前の日本女性を優美に表現しています。
現代人の顔と、すこし違うような気もします。
同じ民族でも時代が変われば顔も変化するのかも ?
お二方とも日本洋画の王道を歩んだ画家です。
従って女性モデルも上品な人を選んでいるんでしょう。
でも私はもっと精神性のある肖像画の方が好きですね。
それとも実はあるのに気が付かないのかな ?
棒立ちになって、ずっと観入ってしまいそうな、ど迫力。
岸田劉生<麗子五歳之肖像>に見るような・・・・

10/22,廿日市にある海の見える杜美術館で開催中の
「ターナー銅版画展」を観て来ました。
イギリス人、画家ウイリアム・ターナー(1775-1851)の
手掛けた銅版画800点の内、約150点の展示です。
海に出ると、高台に見える新興宗教風の建物の
中に杜美術館はありました。
眼下に見える宮島、広島湾の眺めは最高です。
銅版画がどのような工程で出来上るか知りませんが、何故こんなに緻密で精巧な表現ができるのか、驚くばかりです。
ただカラー色ではないので、陰影は有っても沢山見ている
と新鮮味が薄くなります。
また約200年前のイギリスの様子が理解できます。
豊かな森、自然のままの海岸線・小川、細い小道等々。
それに比較して、現在社会が何と様変わりした事か。
道路には信号機、交通標識、街路灯、監視カメラ etc.,
かなりの数の帆船の版画がありました。
ガフリグの風上帆走から、同時代の日本の北前船より
ずっと性能が上だったわけです。
西洋人は帆船、日本人は富士山の絵に郷愁を感じる
らしいから、セーリング文化は彼らに叶わないのは
ある意味うなづけます。

1845年作の銅版画 「戦艦テメレール号」、 戦艦は木造船。
朝日が昇り解体の為、蒸気船に曳航される姿は新しい時代の
到来を印象づける。正面から見る船首近くの形状、中央部の
タンブルフォームがなぜかグロテスクに感じられた。
雨上がりの10/16、新西宮ヨットハーバーで開催中
の関西フローティングヨットショウに行ってきました。
今回は一見学者として眺めて来ました。
出展数は多分10隻足らず、その中で興味を持って見た
のは、HR-31、タータン34、そしてXc-45です。
私の感触ではリーマンショック以後、プロダクションヨットの
2~3倍もする高級ヨットが、ショック以前よりも多く
売れていると思います。
景気に左右されない超富裕層OWNERに取って、
この円高は絶好の買い時になっているわけです。
高級外国車がよく売れている現象と同じですね。
うらやましい限りです。 (笑)

フルオプションで、3000万円は軽く越すアメリカ製タータン34。
カーボンマスト/ブーム、エポキシハル、AWLGRIP塗装。
トラディショナルとハイテク素材とのコラボレーション。
10/13、今年3月30日に98歳で逝去した、彫刻家佐藤忠良の
追悼展を西区にある泉美術館で鑑賞して来ました。
粘土彫刻の鑑賞は初めてです。
削ってカタチを創る彫刻は鋭さを感じますが、粘土を
はりつけてカタチを創る彫刻はふくらみを感じます。
芸術作品そのものの鑑賞と同時に、作者が生き抜いた時代背景を知ることも、とても興味深い。
太平洋戦争、シベア抑留、国民が生死にさらされる有事。
ヨットが波に翻弄されながら前に進むように、人間も時代に翻弄されながら一生を終える。
戦後の日本、今まではどちらかと言えば平穏無事な時代であったのだろう。
しかし3.11後の日本、今度は国家が生死をさ迷う。
心して生きていかねば・・・・・
話が脱線してしまいました。

「記録をつくった男の顔」。王貞治という先入観無しでも、
とてつもない強固な男の意志を、目、顔立ちから感じられた
横浜ベイサイドに係留している方が、同じマリーナで開催
しているフローティングショウをよく見に来てくれます。
その中に東京交響楽団オーボエ奏者の篠崎隆さん、クルーのオペラ歌手で二期会メゾソ゜ラノ池田香織さんがいます。
昨年はダメでしたが、今年はデゲロ28で会えました。
池田さんが「CDを出したので聴いて下さい」 と。
ホテルに帰った後、早速検索したところ、YOU TUBEで
ヒットしました。
実は池田さんの歌を聴くのは初めてなんです。
とっても奥深い声で、実力のある歌手だと、直感しました。
すぐアマゾンにCDを注文しました。
タイトルは 「Liebestraum」 (愛の夢)。
グリーク、リスト、フォーレ、ラフマニノフ、サンサーンス etc.,
メゾソプラノ、オーボエ、ピアノのトリオ。
3人の音色がとても溶けあい、上品な落着きを感じます。
また彼女の持つ、高いレベルの歌心が伝わって来ました。
歌詞を読むと、どうして西洋人はこうも、愛に対して真剣
で、ストレートなんだろうと ・・・・
考えてしまいます。
西洋vs東洋社会の根本的な違いが、
この辺にあるのかも知れませんねー。

「Liebestraum」 Trio 97 の CDジャケット
グリーク作曲 「君を愛す」
君は我が想い 私の過去であり未来
この心の初めての幸福
君を愛す この世に比べるもののないぐらいに
君を愛す 今もそして永遠に
10/7,8で長崎サンセットマリーナから、串木野フィッシャリーナまでアルバトロッサ26PHの納船回航を行いました。
行程は約62マイル。一日でも無理ではない距離です。
しかし二日をかけることにしました。安全第一です。
それと長崎以南の沿岸は、初航海でもあります。
途中の泊地として、天草下島の牛深港、南九州の
阿久根港の二つを候補にあげた。
順調に走れば阿久根港と。
天気もエンジンもすべて快調でした。
阿久根港は漁師さんの給油用桟橋が空いていたので、
頼んだところ、快く係留OKしてくれた。
漁港に入ったら、図々しくそして礼儀正しく。 (笑)
10/8、残るは20マイル。
薩摩川内の沖10マイルにある甑島(コシキシマ)は視界が
悪く見えなかった。
平成4年の環太平洋ヨットレース、釜山ー大阪コースで
下甑島の西側を通ったのだ。
この沖で、我々のSWAN40はX-119とずっとトップ争いを
していた記憶がよみがえる。
昼前には串木野フィッシャリーナに入港。
近くに国民宿舎が有り、お風呂に入ってゆっくり宿泊。
私の世界はなんと自由なんだろう !! (笑)
9日の午前中、新OWNERと一緒に取扱説明を兼ねて
セーリング。
是非、甑島クルージングに出掛けてほしいと思います。

野母崎の手前にある端島、別名軍艦島。
かって海底炭鉱で栄えたが、現在はひっそりと無人島。

台風銀座だが、頑丈な防波堤と小島に守られた
串木野フィッシャリーナ。手前から3艇目がアルバトロッサ26PH